しじーみらいふ

再発乳がんに振り回されっぱなしの闘病記

乳がんと告知されて・その1(回想録)

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今晩は、しじーみです。

前回の回想録では、とうとう乳がん告知を受けてしまったしじーみさん。

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今回は乳がん告知をされた直後の事を書こうと思います。

この記事は10年前の体験を思い出しながら書いているので思い違いや、今の診察・治療・診断方法とは異なる場合がありますので参考程度に読んでくださいね!

乳がんと分かるまで

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前回の記事はこちら

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乳がんを告知されて・その1(抗がん剤どうしましょ?)

やっと胸のしこりの正体が分かったのはいいものの、診断は良性ではなく悪性!  

でも『ガンになってガーン!』とか冗談を言ってる暇はなし(笑)

 だってやらなくちゃいけない事が沢山なんですよ〜。  

 

まず治療方針。  

 

それを翌週にある診察日までに決めなくちゃいけない!

まずは病院で渡された乳がん診療ガイドラインと睨めっこ。

それには腫瘍の大きさや転移有無と場所、数によって分類されるステージや、ホルモン受容体とher2が陽性か陰性かで決まる乳がんのタイプ、ガン保険なんかでよく耳にする三大治療について書かれてました。

冊子を渡された私は、帰宅してから早速治療に関するページを必死になって読む。 

 

だって、ガン治療といえばアレが有名じゃないですか。

 

抗がん剤治療!!  

 

それが自分に適用になるのか、と〜〜っても気になったんです。  

 

私の腫瘍は2cm弱ありました。

そこそこの大きさです。  

10年前のガイドラインなので今は変わってるかと思いますが、当時は2cm弱ってリンパ転移がなければ、もしかしたら……という微妙なライン。  

今はね、抗がん剤の効果も副作用も理解して、治療してます。

もう身を持って体験してるから、決断も出来る。

でも当時は未知です。

しかも抗がん剤なんて、ネガティブなイメージしか持てないもの。

そら怖いです。  

どうにか避けられないかなーと思うのは当然ですよね。  

でもね、治療についてのページを読めば読むほど、どうやら抗がん剤は避けられない事に気付いてしまうのですよ。  

 

まず年齢。  

 

当時37歳だった私は、辛うじて若年性ガンに分類されてしまうんです(笑)  

うわ〜、世間ではもうオバサン扱いなのに、ガンの世界(?)では若年扱いなのか〜。

若い人は細胞が活発でがん細胞もそうだから、標準治療では抗がん剤を受けることになるようです。  

 

そしてね、しじーみさんには抗がん剤を避けられない理由がもう一つありました。  

 

検査の為に腫瘍を摘出しているしじーみさんは、暫定的な病理が出ていました。  

最終的な病理は手術後に詳しく説明を受けるのですが、この時点で私のガンのタイプが分かっていたんです。  

私の乳がんはホルモン受容体とher2が陽性のタイプ。  

このホルモン受容体とher2が陰性のタイプをトリプルネガティブと呼ばれますが、私のタイプはその逆のトリプルポジティブ。  

ちなみにこのトリプルポジティブという言葉、乳がんガイドラインにはありません。

正式な呼び方ではないんですが、ホルモン受容体&her2陽性の乳がんがなんとなーくそう呼ばれている感じです。

乳がんと診察された時や治療、タイプなんかの事は下記の日本乳癌学会の公式HPでガイドラインがありますので、詳しくはこちらをどうぞ。

 

jbcs.gr.jp
 冊子の販売もあるみたいだけど、病院で渡される冊子で十分かと思います。  

で、ガイドラインによると、her2陽性の人は抗がん剤治療適用になるらしく、どうにも抗がん剤は避けられない感じ。  

ネットで同じような病理の方のブログを拝読したけれど、やっぱり抗がん剤治療をしている。  

 

もちろん受けなくてもいいんです。

 

手術で悪いところを取ってしまうんだから、もう体にいるかどうか分からないがん細胞を叩くために抗がん剤は必要か? そんな疑問もある。  

でも乳がんとは全身病と言われている。

腫瘍の大きさに関わらず、腫瘍があるってことは既に乳がん細胞はタンポポの綿毛みたいに血管に乗って、全身を飛び回っている。

それが、何処かに根を張ってしまうかも。  

乳がんって、そこが恐ろしいと思う。

寛解する人が沢山いる一方で、私よりもずっと初期の状態で乳がんと分かってたのに……という方や、初発から10年経ってから再発したなんて方もいる。  

ガンの中でも乳がんは生存率が高いそうだけど、侮れないのですよ。

抗がん剤治療は嫌だなぁ・・・と思いつつ、乳がん治療のガイドラインや体験談を読み漁るうちに、悩みに悩んだけど受けることを決心しました。

 

自分の性格からして、後で後悔しそうだと思ったから。

もし抗がん剤を受けないで再発してしまった時、もの凄く自分を責めてしまうと思ったんです。  

 

受けると接心しても、ちょっとしたことでグラついたりもしてましたけどね(笑)  

それでも頑張って受けて、今になってみるとそれで良かったなーと思います。

当時は『本当にこれでいいんだろうか?』と何度も悩んでましたけどね。 

でも受けてたお陰で、再発した時に「きっかり治療して再発したなら仕方ないか」って思えることができたんだけど。  

 

あ、これは私の場合はですよ!  

 

私は抗がん剤を受けるべき!』とは思ってないです。

 

でも『受けない方が良い』とも思ってない。 

 

受けても受けなくても、どちらにもリスクはあるし決心が必要。  

命がけで決めたことなんだもの、他人がどうこう言う事じゃないですよね。  

そんなわけで抗がん剤治療を受ける事に決めた私。  

でも決めなくちゃいけない事は他にも沢山あるのでした。

 

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