今晩は、しじーみです。
乳がん患者ではありますが肺の手術をしまして、今はその時を振り返って記事を書いています。
今日はとうとうやってきた手術当日。
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手術当日
さて、とうとうやってきてしまった手術当日。
前日は夕食までは普通に飲食できるけど、消灯時間(21時)以降は一切禁止。
うがいは出来るので、喉が渇いたなと思ったらうがいしてくださいとのこと。
暑くなってきてるので夜中に喉が渇いたりするんじゃないかと心配したけど、病棟は適温だったのでその心配はいりませんでした。
それよりも眠れない方が気になる。
手術前ってのもあるけど、知らない人と一緒で、自分のベッドじゃない状況じゃ簡単に眠れるわけもなく。
消灯前に下剤と眠剤が処方されて服用したけど、まーったく眠くならない。
でももう手術の時は麻酔で寝ちゃうんだからいいか! って開き直って体だけでも休ませるように目を閉じてたらそのうち……寝れませんでした!(笑)
この一睡もできない時の夜の明け方る速さは、異様。
あっと言う間に外が白み始めて、起床時間に。
そうそう下剤なんですが、とっても急激に「トイレ行きたい!」ってなるわけじゃなく、いつもと同じような感じでトイレに行きたくなります。
人によってはそれでもなかなか出ない場合もあるそうですが、私はばっちりお通じありました。
手術当日はいつもより早い時間に看護師さんが病室を訪ねてきて、体温と血圧を測ります。
朝食は無し。
顔を洗って入院初日に購入していたT字体(紙おむつのようなもの)と、看護師さんから渡された手術着に着替えるとちょっとドキドキ。
さて、手術前には一つ難関がある。
それが点滴ルートの確保!
手術前に点滴の針を刺すんだけど、これが普通の針よりもずっと太いのでなかなかルート確保が難しいんだよね。
普通の点滴や採血の時に使う針だと抗がん剤治療で血管が浮きにくくなった私の腕でも、ちゃんとルート確保できるんですよ。
でもね、手術の時の針はそうはいかない。
今までこの針を、一回で決まったよ〜っていう手術経験者に出会ったことがない。
それくらい難しい。
だから覚悟はしてたんだけど、前日の夜から水分を摂ってないせいか、これがまぁ大変でした。
物凄く格闘した。
それはもう、刺されてる私が看護師さんを可哀そうと思うくらい。
でも何のかルートを確保してくれて(流石プロ!)、この難関が済めば、あとは手術を待つばかり。
以前手術した時は、更に弾性着圧ソックスを履くのも大変だったなー。
ずっと寝たままになるからむくみと血栓予防の為に履くんだけど、これがきつくて大変。
しかも点滴された後だったから、家族に手伝ってもらって履いたっけ。
でも今回は着圧ソックスの代わりに断続的に足をマッサージしてくれる機械が取り付けられるという事で、あの苦労は今回なしでした。
そうこうしている間に手術立ち合いの両親が訪れ、オペ室移動の時間となったので歩いてオペ室へ。
オペ室前で両親に「行ってくるね〜」とお別れ。
後はもう看護師さんに促されるまま手術台に横になって、名前と術側の確認して、ちょっと雑談している間に麻酔がかかって、次に気付いた時には手術が終わっているという。
ところでね、入院初日にオペ担当の看護師さんから手術の流れを説明されてたんだけど、その際に「麻酔から目が覚めた時に私が声をかけますが、まだ口の中にチューブが入ってる状態なので返事せずに瞬きや手を握ったりで返事してください。チューブ入ったままで声出すと喉を傷つけてしまう場合があるので」って注意されてたんだよね。
でもね、返事しちゃったよね。
「しじーみさん、手術終わりましたよー」って声に「はーい」って答えちゃったよね。
麻酔で説明されたことスッカリ消し飛んでたよね。
大概の人はこの呼びかけの時にまだ麻酔で朦朧としていて返事できないらしいんだけど、返事できちゃったからしちゃったよ(笑)
この事には術後3日目位で思い出して「やってしまった!」って時間差で青ざめた(笑)
でも、してしまったものはしょうがない。
手術直後はICUに移されて、完全に麻酔から覚めると家族と面会OK。
でもそれも本当に顔をみるだけで、5分もしないで帰っていきました。
で、ここからが長いのよ。
手術はお昼ごろに終わったので、まだ夕方にもなってない。
色々な管に繋がれていて、体の自由がきかないのが地味に辛い。
傷みは痛み止めの点滴が効いてるので平気だけど、全身が重い。
体力を回復させるためにも時間を進めるためにも寝てたいのに、何故か眠れない。
喉が渇いたなーと思っても、水が飲めるのは夜(水分は点滴で与えられている)
さぁ、長くて辛ーい夜の始まりです。
24時間看護師さんが管理してくれてるし、微熱があったものの苦しいほどじゃないけど、体が動かせないってのは大変。
寝返り打ちたい時は看護師さんが体を動かしてくれるけど、片方は手術で脇腹を切っていて、もう反対側は腕に点滴してるからちょっと身を捩るくらいしかできないのです。
なんかもぞもぞしているうちにうとうとして、目が覚めてを繰り返して朝を待ちました。
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